かつて高野辰之が学び、教鞭を取った永江学校・永田尋常小学校の後身の永田小学校の跡地にあります。
敷地内には小川が流れ、辰之の銅像がたたずんでいます。
館内には、辰之が父に宛てた書簡や編纂に携わった尋常小学読本、尋常小学唱歌などを展示。
音楽室にあるオルガン・ピアノは誰でも弾くことができ、「春の小川」などの楽譜も用意されています。
また周辺には、辰之の生家、菩提寺の天正寺、「朧月夜」の鐘がある真宝寺、辰之が少年時代に遊んだ斑川、
唱歌「故郷」の音を奏でる「ふるさと橋」などをめぐる「ふるさと遊歩道」が整備されています。
辰之が目にした風景を眺めながら、ふるさとの原風景にふれてみてはいかがでしょう。
兎追ひしかの山、小鮒釣りしかの川
辰之の歌からは、故郷を遠く隔ててなお絶ちがたい懐旧の念を感じることができます。